★珍しく血の気の多い今日の日記★の巻


 まだまだ一昨日の興奮冷めやらぬ今日。
 サマソニ公式HPではライヴレポが掲載されていて「NIN演奏中、ステージ上に怪しく半月が輝いていた」事など、ステージと大画面しか凝視する余裕がなかったので嬉しい「そうだったんだ!!」的記事でした。

 他のレビューも見たいな、と、ネット検索をしていたところ、ある米国在住日本人のNINファンページを発見。というか、ここは昔から知っていて、時々覗き見した事はあったのだが、流石海外からのレポート、こちらではなかなか知り得ない情報や画像が沢山載っているのだけど、いかんせん記事の書き方が好きになれない。変に面白おかしくアルバムのタイトルを和訳してみたり、Trentの事をおかしな呼び方をしてみたり…何だろう、「私が一番のファン。私は近い所に居るし、私の解釈が一番合っているのよ。皆私についてきて!!」といった匂いがプンプンするのだ。その割にwebマスターのプロフィールすら載せていない。

 …ま、個人のHPなので見る者の好き嫌いが生まれるのは仕方がない事。
 ただ、いつもそのHPを見る度「ファンページを作るのは難しい事」と認識させられる。 私がNINやアラン氏のHPをあえて作らないのもその辺に理由がある。
 ファンが欲しいのは“情報”で、その次に“他者の受け取り方・感情を共感する”という事だと思う。
 この2つがごっちゃになって眼に飛び込んでくると、いくら情報が速く、緻密に作られていても“不快感”を感じさせてしまう代物と化してしまう気がするのだ。それか、通り越して逆に面白いかのどちらか。「誰ちゃんが誰それの一番のファン」なんて自己顕示欲、はっきり言ってどうでもいい。
 …しかし、「これまで自分はそんな発言をした事はないか?」と問われると「ない」とは言い切れない。いや、逆に“そっち側”だった様な気さえする。
 だからこそあえてはっきり言える。「いっくら好きでもファンページは作りません。」 私にはその責任を果たす自信がないから。
 
 自分の目で見たもの・感じた事が大切すぎて外に出せないタイプの人間も世の中には居ると思う。宝物をむやみに人に見せびらかしたくないのと同じ。
 そんな気持ちはいつか何か言葉以外の形で表現出来れば良い事。

 実は自分のHPを初めて以来、ずっとそんな事を考えていたのでした。 

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